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ピノ・ノワール

フランス・ブルゴーニュ地方の偉大な赤ワイン用品種で、ほとんど黒に近い果皮をもっており、原則として醸造に使われる。他の品種とのブレンドは稀である。色合いが比較的渋く、酸味がきれいで渋みの少ない繊細なワインが出来上がるのが特徴。単一品種だけに、土壌や気候の小さな違いも影響し、それがピノ・ノワール好きのマニア心をくすぐる。世界でも冷涼な産地で栽培に挑戦する造り手が現れて、4カ国が成功を収めている。

官能的な香りのワインの原料

ピノ・ノワールは病気に弱く、栽培に適した土地が限られるため、世界的にみた栽培面積はカベルネ・ソーヴィニョンにも及ばないが、香りが良く、若い時と熟成が進んだ時の香りが官能的なフレーバーを重ねてゆく。